スマホ用語解説『リフレッシュレート』


パソコンでネットゲームをされている方なら昔からお馴染みの用語で、最近ではスマホゲームのヘビ―ユーザーにとっても重要な性能といえるこの用語。

『スマホの性能で気にする部分はどこですか?』と聞かれて、
SoC(CPU・GPU)・カメラ・メモリ容量・ストレージ容量・バッテリー容量・ディスプレイ解像度(又はIPSか有機ELか)──

パッと思い付いたのがこの辺だという方はぜひ最後までお読み下さい。最近では多くのスマホメーカーがこの『リフレッシュレート』を前面に押し出してきていますので、知っているとスマホ選びの幅が増えること間違いなしです。

リフレッシュレートとは

リフレッシュレートとは1秒間に画面を更新(リフレッシュ)する回数のことで、値はHz(ヘルツ)となります。一般的なスマホの場合リフレッシュレートは60Hzなので1秒間に画面が60回更新されます。

リフレッシュレートが高いとどうなるの?

この値が大きければ大きい程ゲームや動画の描画が滑らかになります。またSNSやWEBの記事などを画面をスクロールして読む際に、文字の滲みがなくなりクッキリと表示されます。
高速スクロールしても文字滲みもなく滑らかに表示される──いわゆる『ヌルヌル動く』というやつですね。

リフレッシュレートの高いスマホ

ゲーミングスマホはもちろんですが、最近ではゲーミング用途も考慮されてかゲーミングスマホ以外でも高リフレッシュレートの機種が増えて来ています。

【2020年発売の主な高リフレッシュレートスマホ(日本未発売含む)】

240Hz ⇒ AQUOS zero2、Xperia 5 II
144Hz ⇒ Red Magic 5G、Red Magic 5S、Nubia Play、ROG Phone3、
120Hz ⇒ Galaxy S20/20+/20Ultra、Galaxy Note20 Ultra、OnePlus8 Pro、Find X2 Pro
90Hz ⇒ OPPO Reno 5G、BlackShark3/3Pro、Zenfone7、OnePlus8

※AQUOS zero2・Xperia 5 IIの2機種は『120Hz駆動+フレーム間に黒画面挿入』によって240Hzを実現しています。

ちなみにですがiPhone11 Proのリフレッシュレートは60Hzで、iPad Pro 2020モデルが120Hzとなっています。

リフレッシュレートとfpsの違い

リフレッシュレートが何かをご存じだった方でもこの違いは知らないという方は多いのではないでしょうか?

リフレッシュレート⇒ディスプレイの1秒間の更新回数。1回更新は1Hz
fps(フレーム パー セコンド)⇒映像が1秒間に書き換わる回数。1回の書き換えは1fps

fpsはリフレッシュレートの対とも言える用語で、例えばGalaxy Note20 UltraはフルHD動画を120fps(8K動画の場合24fps)で撮影出来ます。つまりその機能で撮影された動画は1秒間に120回映像が書き変わるということです。
ではそれを映すディスプレイはのリフレッシュレートが60Hzだったら──答えは簡単。60fpsでしか出力されません。
余談ですが神作画と呼ばれるアニメの1秒間の作画数は24枚だそうです。もちろんヌルヌルキャラが動く部分だけだと思いますが。ちなみに崖の上のポニョの作画数は全編の作画数は170,000枚なので1秒間だと約28枚と驚異的です。

デメリット

画面は更新により動きを表わしますが、例え動きのない静止画状態であっても画面は常に更新され続けます。なのでリフレッシュレートが高ければバッテリーの消耗が激しくなります。
ただ高リフレッシュレートスマホはリフレッシュレートと解像度が可変式だったりするので、『ゲームしていたら直ぐにバッテリーが無くなるな…』という方はリフレッシュレートと解像度を下げてみましょう。

まとめ

スマホでもPUBG Mobileやフォートナイト、コールオブデューティーのようなFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)が大人気ですが、こういったFPSを極めようとするならば高いリフレッシュレートが必須だといわれています。
また折角の高fps動画を撮影したとしてもそれを映すディスプレイのリフレッシュレートが低ければ勿体ないですよね?
ということで、ゲームも動画もどんどん進化して行ってますので、スマホ選びの際はリフレッシュレートも重要項目に入れておきましょう!!

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。