【2023年6月】eximo？irumo？ドコモ新料金プランを簡単解説

【新旧プラン徹底比較】
ドコモ新料金プラン
「eximo」「 irumo」登場で
３プラン体制に。

NTTドコモが2023年6月20日に新プラン【eximo(イクシモ)】【irumo(イルモ)】を発表、7月1日からサービスが開始されました。

新プランのサービス開始以降はahamoを除く旧プランは廃止(※)され、3プラン体制になりました。
※既存の契約は継続。新規契約不可。

で、正直、毎度のことですが、キャリアの新プランって分かりにくいですよね

ということで、新プランの特徴と旧プランとの比較をまとめて行こうと思います。

3つのプランの特徴

先ずは新プランとahamoの特徴を簡潔にまとめてみました。詳細は表を添付しておきますのでそちらをご覧下さい。

eximo⇒小容量も兼ねた(?)大容量プラン

• 👉ギガホプレミアの後継となるプラン
• 👉0〜1GB、1GB超〜3GB、3GB超〜無制限の3段階定額。
• 👉最小月額4,565円/最大月額7,315円※割引適応なし時の月額

ahamo⇒オンライン専用シンプルな中容量プラン

• 👉20GB定額のオンライン専用プラン。
• 👉80GBをプラスする大盛オプションがある
• 👉オプション無し月額2,970円/オプション有り月額4,950円※割引適応外

irumo⇒他社サブブランド対抗の小容量プラン

• 👉実質的にドコモのエコノミーMVNO(OCNモバイルONE)の後継となるプラン。
• 👉他社サブブランド(Y!mobile/UQ mobile)を意識したプラン。
• 👉4種類のデータ容量(0.5GB/3GB/6GB/9GB)から選択。
• 👉最小容量月額550円/最大容量月額3,377円※割引適応なし時の月額。

新プラン(＋ahamo)詳細

ここまでは、HPを調べれば出て来ますのでご存知の方も多いと思います。肝心なのは「前と何が変わったのか」ですよね？

ということで、ここからは新プランと旧プランの比較解説を行っていきます！！

新旧プラン比較

プラン名がahamoに揃えた感じになり分かりにくくなったような…気がしません？しますよね？

ですが、読んでいただければ分かりますが、実はそんなにややこしくなかったりします。

eximo vs 5G ギガホプレミア/ギガホプレミア

5G ギガホプレミアの後継プランであるeximoですが、違いは1つだけ。月のデータ使用量1GB未満の料金設定が追加され、2段階定額が3段階定額になっただけです。

5G ギガホプレミア⇒eximo

過去にデータ使用量が1GB以下の月がある方は切り替えておいた方がよいかもしれませんが、毎月ガッツリデータを使う方は急いで切り替える必要はなさそうですね。

ギガホプレミア⇒eximo

過去にデータ使用量が1GB未満の月がある、又はデータ使用量が60GBを超えた月があるという方。あとはそろそろ5G使ってみようかなという方は切り替え推奨。どれにも当て嵌まらない方ならちょっとだけ安くつくので暫くはステイでも良いかな？

1GB/月以下を追加したことで小容量〜大容量をカバーしたプラン…と言ってますが、正直このプランを契約する方はデータ容量を気にせず使いたいという人が殆どだと思うので、ギガホプレミアからならまだしも、5G ギガホプレミアから切り替えて得することは無いに等しいですね。

※ギガホプレミアの新規受付は終了しましたが、2023年7月1日以降自動でeximoに切り替わるわけではありません。

irumo vs 5G ギガライト/ギガライト

irumoは5G ギガライト/ギガライトの後継？
ではありません。5G ギガライト/ギガライトのページには新規受付終了の案内と共にeximoへのリンクが貼られているくらいですからね。

それでもどちらも小容量プランではあるので比較してみましたが…5G ギガライト/ギガライトギガライトの高いこと高いこと(笑)

まぁギガライトは2019年10月開始で、5G ギガライトは2020年3月に開始と、ひと昔もふた昔前のプランですから、今の時代の価格設定にはそぐわないですね。

もちろん5G ギガライト/ギガライトからirumoに自動更新はされないので、もしこの古〜いプランをお使いの方がおられましたら、放置せずにご自身の用途に合った最新のプランに早急に切り替えることをオススメします。

irumo vs ドコモのエコノミーMVNO(OCNモバイルONE)

正直、ここが1番の「難所」です──
ということで、この項目に関しては比較解説の前にドコモのエコノミーMVNOの説明が必要かなと思うので、少しだけ前置きを挟ませていただきます。(ご存知の方は斜体の部分は読み飛ばして下さい)

ドコモのエコノミーMVNOとは──
2020年12月に発表したPremier(ギガホプレミア)・New(ahamo)・Economyの3つのプランの内の1つで、発表時はまだ内容未定でしたが2021年10月に「ドコモ回線を利用したMVNOと連携した低価格プラン」としてサービスが開始されました。

開始当初はNTTコミュニケーションズ(OCNモバイルONE)、同年12月にフリービットの(TONE for docomo)が参加。その後2022年12月にTOKAIコミュニケーションズ(LIBMO)も加わり3社のMVNOをドコモのサービスとして提供していましたが──

2023年5月にNTTドコモが完全子会社であるNTTレゾナントを7月1日付けで吸収合併する事を発表。それによりOCNモバイルONEは6月26日を持って新規契約を終了(既存契約に関してはドコモが引継ぎ)しました。

そしてOCNモバイルONE終了のタイミングで発表、7月1日よりされたのがirumo。つまりirumoは実質的にはOCNモバイルONEの後継プランというわけです。

う〜ん、これは──
しかし、比較表を見ていただければ一目瞭然なのですが、元々OCNモバイルONEを利用していたユーザーからすれば切り替えるメリットはほぼ皆無です。各種割引を適応させたとしてもまだ高い。

もちろん切り替えればMVNOからMNOになるので電波の繋がりは良くなるというメリットはありますが…この価格帯のユーザーは価格≧繋がりやすさでは？

ということで、OCNモバイルONEは新規契約は終了しましたがサービス自体はドコモが引き継いでいるので、無理に切り替えずに暫く様子見でいいんじゃないでしょうか。

では、irumoは意味のないプランなのかというとそうではありません。上記はあくまでOCNモバイルONEユーザー目線で考えた時の意見で、違う角度から見ればけっこう良いプランだったりします。

※OCNモバイルONEは終了しましたがTONE for docomoとLIBMOはドコモのエコノミーMVNO として稼働しています。

サブブランドを意識したirumo(サブブランドとは言っていない)

ご存知の方も多いと思いますが、SoftBankにはY!mobile、auにはUQ mobileというMNOのサブブランドが存在します。

そして、そのサブブランドはahamo・LINEMO・povoといった中容量のオンラインプランの登場以降、格安SIM(MVNO)の価格帯に近い小容量プランに様変わりしました。

もうお分かりだと思いますが、3キャリアの中でドコモだけが小容量サブブランドを持っていなかったんですね。はい、そのためのirumoなんです。

まぁ、公式的サブブランドとみているわけではありませんが、そこにはめ込んだのは明らかでしょう。

では、そういった視点でirumoを見てみましょう。

irumo vs 他社サブブランド比較表①

irumo vs 他社サブブランド比較表②

①の表だけでは分かりにくいかと②を補足しました。こうしてみると他社サブブランドを意識した価格設定で、しかも他社にはない0.5GB/月を用意して価格以外でも差別化をはかっているのが一目瞭然ですね

しかもirumoは最大容量でも9GBなので20GBのahamoにも干渉していません。他社サブブランドだと20GBを超えるものもあるので、Y!mobileならLINEMO、UQ mobileならpovoを視野に入れなければならなくなるので、正直めちゃくちゃややこしくなるんですよね。

というわけで、irumoはOCNモバイルONEユーザー視点から見れば魅力はないかもしれませんが、キャリアのサブブランドとしてはなかなか優秀なプランだったりします。

ちなみに、eximoのページは今まで通りな感じのドコモのプランページですが、irumoに関しては ahamoみたいに独立したページ(しかもahamoっぽい)を用意までして、サブブランドとはいってませんがサブブランド感を全力全開で醸し出しております。

まとめ

今回の新プラン投入は料金改定などを盛り込んだ大幅バージョンアップというものではなく、どちらかといえばプランの整理に重きをおいたものだと思います。

リネームによってややこしく思ってしまいますが、内容は単純です。まぁ、新プラン名も時間が経てば慣れると思いますので(笑)

ちなみeximoはドンドン進化させて行くという事なので、内容面は今後に期待ということにしておきましょう！！

※各プランの通話オプション等は省略させて頂きましたので詳細は公式HPをご覧ください。

eximo | 料金・割引
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