スマホ用語解説「タッチサンプリングレート」
各社のハイエンドスマホがゲーミング機能も売りにするようになって来た事により、最近ではちょこちょこ目にする機会が増えて来ました。リフレッシュレートと混同されがちですが実は全く違うものです。
タッチサンプリングレートとは
リフレッシュレート⇒1秒間の画面の更新回数で、単位はHz(ヘルツ)。※リフレッシュレート参照
タッチサンプリングレート⇒1秒間の画面のタッチ反応回数で、単位はHz(ヘルツ)。
簡単にいえば画面が1秒間に何回のタッチに反応するかで、100Hzだと1秒間に100回のタッチに反応するという事です。
ただリフレッシュレートと違い『タッチ感度』『タッチサンプルレート』『タッチスキャンレート』など結構呼び方が統一されてなかったりしますので、その辺は小注意って感じです。まぁなんとなくニュアンスで分かると思いますが。
現行機種だと最高どれくらい?
270Hz⇒ ROG Phone3・Black Shark3/3Pro
240Hz⇒ AQUOS zero2・Red Magic 5G・Galaxy Note20 Ultra・Xperia 5II
代表的な機種はこんな感じで、ゲーミングスマホ以外にも高駆動スマホが出始めてきています。
またこの辺の機種はリフレッシュレートも120Hz(BlaclShark3/3Proは90Hz、Red Magic 5Gは144Hz)駆動と文句のつけようのないスペックのディスプレイを搭載しています。
えっ、それがどれだけ凄いか分からない?
ならば皆様が納得する数字をお出ししましょう!!
iPone11 Pro Max⇒リフレッシュレート60Hz/タッチサンプリングレート120Hz
これでお分かりいただけたのではないでしょうか?
AndroidのディスプレイはiPhoneの先を行っています!!カタログスペックですけどね…
高駆動だと何が違うの
「タッチサンプリングレート240Hzだから1秒間に240回連打できるぜ!!」
いやいや、全盛期の高〇名人でも1秒間に16回連打が限界ですよ…
ではタッチサンプリングレートが高いとなにが違ってくるのか?
タッチに対するレスポンスが大きく違ってきます。
タッチに対するレスポンスが早いと繊細で敏感なディスプレイ動作が可能になり、フォトショップのような写真加工アプリやスクフェス・バンドリといった音ゲー、エイム操作が重要なFPSなどの操作が格段に向上します。
スマホディスプレイの今後
昨年発売されたゲーミングスマホ、ROG Phone2・Nubia Red Magic3s・Black Shark2がタッチサンプリングレート240Hzのディスプレイを搭載。
タッチサンプリングレートはそれまであまり表に出てこな かった用語で、最初にも書いたようにリフレッシュレートと混同される方が本当に多くおられました。
しかし今後発売されるハイエンドスマホのディスプレイは『有機EL』『リフレッシュレート90Hz~120Hz』『タッチサンプリングレート240Hz~270Hz』がアベレージな構成となってくると思われます。
ということでスマホ選びの1つの基準として『タッチサンプリングレート』を覚えておきましょう!!
特にFPSや音ゲーを中心にスマホを選ぶ際の最重要項目の1つになってくるのではないでしょうか!
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